そんなには褒めないよ。映画評

ミニシアター系映画レビュー*沈黙する言葉

映画タイトルの50音順メニュー作りました!

おすすめ映画直近の4作品

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花咲くころ

監督:ナナ・エクフティミシュヴィリ、ジモン・グロス

(ほぼネタバレ)1992年トビリシ、14歳エカとナティアの二人は確かにその時そこで生きていたという映画

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ソニータ

監督:ロクサレ・ガエム・マガミ

(ネタバレ)ドキュメンタリーとしての問題提起も含めオススメです

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汚れたダイヤモンド

監督:アルチュール・アラリ

(完全ネタバレ)ラスト10分のピエールの描き方が見事

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あさがくるまえに

監督:カテル・キレヴェレ

(ネタバレしても問題ない)のでよく知って見るべし。シンプルなのに情感豊か。

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最新記事

映画「ポリーナ、私を踊る」フランス製グラフィックノベル(漫画?)の映画化

プレルジョカージュさんが映画監督!?と驚きと期待を持って見た映画です。

アンジュラン・プレルジョカージュさんは、フランスのコンテンポラリーダンスの振付家で自身のカンパニーも持っている方です。

もう30年くらい前になりますが、初めてプレルジョカージュさんの作品「肉体のリキュール」を見た時のインパクトと感動は今でも記憶しています。

プレルジョカージュさんにダンスの映像作品があることは知っていますが、劇映画は初めてじゃないでしょうか。ただ、 単独ではなく、バレリー・ミュラーさんという方との共同監督となっています。

 

監督:バレリー・ミュラー、アンジェラン・プレルジョカージュ

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フランス漫画界期待の新星バスティアン・ヴィヴェスのグラフィックノベル「ポリーナ」。BD書店賞やACBD 批評グランプリに輝いた人気作が映画『ポリーナ、私を踊る』として、いよいよ幕を開ける。天才バレエ少女が、数奇な運命に翻弄されながらも、成長していく姿を描いた物語。(公式サイト

 

映画的な演出の主導がプレルジョカージュさんとは思いたくないですね。率直なところ、映画になっていません。

 

映画に限らず何でもそうですが、創作物にはリズムが必要です。この映画にはリズムがありません。

 

それは、かなり早い段階から感じられ、しばらくは、ん? ん? と意図をつかみかねても何かあるんだろうと期待して見ていても、やがて、これはダメだと見切ってしまうことになります。

 

物語は、ロシアのバレエ少女ポリーナのダンサーとしての成長物語で、ボリショイ・バレエ団のプリマを目指すロシア・パート、コンテンポラリーのカンパニーでレッスンにはげむプロヴァンス・パート、そして自分自身のダンスを見出すベルギー・パートの3つで構成されています。

 

3つのパートとは書きましたが、さほど明確に分かれているわけではなく、悪意を持って書くわけではありませんが、だらだらと続いていくという感じが強いです。

 

結局何が問題かって、そもそものポリーナ(アナスタシア・シェフツォワ)にバレエへの思いの強さが感じられず、それは単に俳優の問題ではなく、映画の作り手の問題でもあるのですが、上っ面を追っているだけで、何を撮ろうとしているのか、その意志が感じられないということです。

 

編集もぎこちなく、時々挿入される過去のワンカットなど、流れを遮るだけです。

 

期待のダンスも、ラストにポリーナとカール(ジェレミー・ベランガール)のプレルジョカージュさんらしいデュエットがあるのですが、これももうひとつ盛り上がりません。

 

とても残念な結果です。

 

ああ、プロヴァンス・パートでジュリエット・ビノシュさんが振付家として出ていました。さすがです、ダンサーとしてもいけそうです。

 

ベルギー・パートでプレルジョカージュさんも出ていたと思います。

 

 

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