そんなには褒めないよ。映画評

ミニシアター系映画レビュー*沈黙する言葉

映画タイトルの50音順メニュー作りました!

おすすめ映画直近の4作品

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ナチュラル・ウーマン

監督:セバスティアン・レリオ

(ネタバレ)ロッカーの中にあったもの、それはマリーナがマリーナであるためのもの

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花咲くころ

監督:ナナ・エクフティミシュヴィリ、ジモン・グロス

(ほぼネタバレ)1992年トビリシ、14歳エカとナティアの二人は確かにその時そこで生きていたという映画

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ソニータ

監督:ロクサレ・ガエム・マガミ

(ネタバレ)ドキュメンタリーとしての問題提起も含めオススメです

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汚れたダイヤモンド

監督:アルチュール・アラリ

(完全ネタバレ)ラスト10分のピエールの描き方が見事

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最新記事

「エレファント・ソング/シャルル・ビナメ監督」グザヴィエ・ドラン、自分ならこう撮ると考えながら演じたのでしょうか?それにしても、物語が面白いだけに、これは惜しい。

「グザヴィエ・ドランが『これは僕だ』と出演を熱望した」というのが宣伝文句の映画です。確かに、俳優グザヴィエ・ドラン、相当力が入っていた感じはします。

物語はとても面白いのですが、映画としては、かなり鬱陶しいです。

結局、軸となるのは、マイケル(グザヴィエ・ドラン)と、マイケルが入院している精神病院の院長トビー(ブルース・グリーンウッド)の会話(劇)だと思いますが、シャルル・ビナメ監督は、むしろそこよりもサスペンスタッチにすることを目指したようで、思わせぶりな要素を、特に出だしあたりにばらまいています。

基本、二重構造、回想も入れれば、三重、あるいは四重構造になっているのですが、回想はともかく、二重構造にする必要があるようには思えません。ずばり、最初から二人の会話劇で通してくれれば、もっともっと緊張感あふれるいい映画になったでしょう。

スーザン看護師長は、院長の元妻のようで、冒頭から、何かしら意味ありげな言動を繰り返します。二人は娘を亡くしているようですが、それを持ち出すのであれば、もう少しメインストーリーに絡ませないと鬱陶しいだけです。

院長は、現在の妻(かどうかよく分からない)に、姪っ子をあずけて(このあたりもよく分からない)仕事に来ているようで、子守をもてあました妻が、マイケルとのやりとり中に電話をしてきたり、突然姪っ子を連れて病院にやってきたり、なんだか、取って付けたような意図的な緊迫感の作り方は、どう考えても鬱陶しい(何回目?)です。

院長を演っているブルース・グリーンウッドさん、何本かは見ているようですが、あまり印象はなく、この映画でも、完全にグザヴィエ・ドランに負けています。

それにしても、物語が面白いだけに、これは惜しい。

と、グザヴィエ・ドラン、自分ならこう撮ると考えながら演じたのでしょうか?