そんなには褒めないよ。映画評

ミニシアター系映画レビュー*沈黙する言葉

映画タイトルの50音順メニュー作りました!

おすすめ映画直近の4作品

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花咲くころ

監督:ナナ・エクフティミシュヴィリ、ジモン・グロス

(ほぼネタバレ)1992年トビリシ、14歳エカとナティアの二人は確かにその時そこで生きていたという映画

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ソニータ

監督:ロクサレ・ガエム・マガミ

(ネタバレ)ドキュメンタリーとしての問題提起も含めオススメです

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汚れたダイヤモンド

監督:アルチュール・アラリ

(完全ネタバレ)ラスト10分のピエールの描き方が見事

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あさがくるまえに

監督:カテル・キレヴェレ

(ネタバレしても問題ない)のでよく知って見るべし。シンプルなのに情感豊か。

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最新記事

「イーダ/パヴェウ・パヴリコフスキ監督」モノクロのスタンダードサイズで撮られた映像は美しく印象的です。構図も特徴的です。

公式サイトのフォトギャラリーを見るだけでもその一端は感じられると思いますが、モノクロのスタンダードサイズで撮られた映像は美しく印象的です。構図も特徴的です。下のトレーラーの静止画像もそうですが、多くのシーンで、画面全体に対して人間の占める比率は小さく、さらに人物が画面の下や端に置かれています。

カメラはラストシーンを除いて強固なまでに(そんな印象)固定されており、寡黙でストイックなカットが、これ以上ないくらい大胆に編集されています。シーンが変わるところなど、一瞬、ん?と、躓きそうになるところがありますが、見終わってみれば、それも気になるほどではありません。

60年代初頭のポーランド。孤児として修道院で育てられた少女アンナは、ある日院長からおばの存在を知らされる。一度も面会に来ないおばに興味をもったアンナは彼女を訪ねるが、そこでおばの口から伝えられた言葉に衝撃を受ける。「あなたの名前はイーダ・レベンシュタイン、ユダヤ人よ」。突然知らされた自身の過去。私はなぜ両親に捨てられたのか?イーダはおばと共に出生の秘密を知るために、旅に出ることに......。(公式サイト

アンナ(アガタ・チュシェブホフスカ)と叔母ヴァンダ(アガタ・クレシャ)の数日間の旅は、一見ロードムービーのようにもみえますが、決して移動感やドライヴ感が味わえるわけではありません。そもそもパヴェウ・パヴリコフスキ監督にそんな意図はないでしょうし、美術館で、あるいはギャラリーで、作家の人生をたどる旅に似た感覚です。

アンナは自らのこれからに苦悩し、叔母ヴァンダは過ぎ去りし過去に苦悩します。そして、ふたりの人生が交錯する時、共にそれぞれの道へ踏み出していきます。

ラスト、それまで頑なに動くことを拒んできたカメラが突如動き出します。足早に修道院へと向かうアンナを(多分)レール上のカメラで追い、次のカットではそのアンナを正面から移動カメラでとらえます。

二人を見つめるパヴェウ・パヴリコフスキ監督の距離感がいいですね。ヴァンダの衝動的な(かどうかは分からない)決断も映画的そのものですし、それがあってこそ、その後のアンナの行動も腑に落ちます。

パヴェウ・パヴリコフスキ監督、日本での劇場公開作はこの作品だけのようですが、DVDスルーが2本あるようです。

イリュージョン [DVD]

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マイ・サマー・オブ・ラブ [DVD]

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