そんなには褒めないよ。映画評

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「リアリティのダンス/アレハンドロ・ホドロフスキー監督」比喩や暗示に満ちていますので、この映画もまたカルトムービーと言われることになるのでしょう

こうした才能があればこそ、映画全体の奥深さや幅広さが増し、ある種芸術的価値を押し上げるのだろうとは思います。

ただ、様々なエピソードによる各シーンは興味深くあっても、130分という時間がうまく構成されているとは言えず、大統領の馬番となるシーンまでは少しばかり散漫な感じがしました。

馬が、ハイメ(ブロンティス・ホドロフスキー)に殺されて倒れるシーンは、演技なのかなあとちょっとばかり驚きましたし、その後、罪悪感か神の罰か、指が萎縮して動かなくなり、記憶を失って(いましたっけ?)放浪する展開は結構面白く見ました。

公式サイトによると、ホドロフスキー監督自身が「これは人々の魂を癒す映画であり、映画の中で家族を再生することで、私の魂を癒す映画でもあった」と語っているとのことですが、まさしくその通りで、その点において何かしら投射できるものがあれば、きっと集中してみることが出来ると思います。

比喩や暗示に満ちてい(るような感じがし)ますので、この映画もまたカルトムービーと言われることになるのでしょう。

私は、どちらかというと「エル・ポト」の方が好きですね…。

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