そんなには褒めないよ。映画評

ミニシアター系映画レビュー*沈黙する言葉

映画タイトルの50音順メニュー作りました!

おすすめ映画直近の4作品

f:id:ausnichts:20180218134735j:plain


花咲くころ

監督:ナナ・エクフティミシュヴィリ、ジモン・グロス

(ほぼネタバレ)1992年トビリシ、14歳エカとナティアの二人は確かにその時そこで生きていたという映画

>>

f:id:ausnichts:20180112160547j:plain


ソニータ

監督:ロクサレ・ガエム・マガミ

(ネタバレ)ドキュメンタリーとしての問題提起も含めオススメです

>>

f:id:ausnichts:20171107173309j:plain


汚れたダイヤモンド

監督:アルチュール・アラリ

(完全ネタバレ)ラスト10分のピエールの描き方が見事

>>

f:id:ausnichts:20170918200754j:plain


あさがくるまえに

監督:カテル・キレヴェレ

(ネタバレしても問題ない)のでよく知って見るべし。シンプルなのに情感豊か。

>>
最新記事

母なる証明

母なる証明
このかったるい2時間を、わずかラスト2、3分でなかったことのようにする、ポン・ジュノ監督の手腕はすごいと言うべきか?! が、しかし、私は2度とこの2時間を味わいたいとは思わない。

書き出しが気取りすぎ! それも嫌みな感じでいやな奴!って?(笑)。それにしても、今ごろ「母なる証明」ってのも、かなり遅れた話ですが、見逃して残念に思っていたところ、よほど評判が良かったんでしょう、アンコール上映ということで、当然ながら、相当の期待を持って観てきました。と言っても、もうひと月ほど前のことですが…。

ああ…、何なんでしょう? 肌が合わないんでしょうか? 始まってしばらく、10分?20分?、もう飽きてしまいました。多分、私にはテンポが中途半端で、耐えられなかったんだと思います。

母親の息子への思いが話の中心なのは分かりますが、それを、母親を演じるキム・ヘジャをじっくりとらえることで描こうとしているのか、物語のドラマ性で引っ張っていこうとしているのか、焦点が絞れていない気がして、妙に、キム・ヘジャの気合いの入った演技だけが浮いているように感じ、何ともじれったく感じてしまいました。

全体のバランスが悪いです。刑事のキャラや逮捕のいきさつなどなど、もっとたくさんあったような気がしますが、それらが、私には何かのギャクかジョークのように感じられ、そんなことで逮捕されるのなら、むしろ、そのことに焦点を当てた映画にしたら?とか、なぜ息子を知的障害自閉症?)のあるキャラにする必要あるの?とか、キム・ヘジャだけテンション高すぎ!みたいな、息子の無罪を信じる母親の強い思いにしても、テーマ自体は、映画に限らず、あらゆる表現手段で描かれているテーマなのに、特別新鮮な切り口も感じられず、それをあの語り口で2時間は長すぎます。

と、早く終わらないかなぁ、などとすっかりだれていたその時、プロローグと同じシーンに戻り、あの曲(http://www.youtube.com/watch?v=j2v-YpDgGhc)が流れ、キム・ヘジャのダンスシーン(とは言わないでしょうが…)になったのです。

そして、鍼、息子の記憶、母の記憶、逆光のバスの中で踊り狂う(?)母たち…。確かに、ラストシーンだけは、評価します。