そんなには褒めないよ。映画評

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「ファースト・マン」ほぼ史実でしょうからネタバレなどなにもなく、映像と音楽を楽しみましょう

1969年7月21日02:56(UTC)(ウィキペディア)、人類で初めて月に降り立ったファースト・マンであるニール・アームストロングさんを描いた映画です。ちょうど50年前ですね。

 

ファースト・マン

ファースト・マン / 監督:デイミアン・チャゼル

 

これは、IMAXとドルビーアトモスで見るといい映画かも知れません。

 

普通に見ると気持ち悪くなります(笑)。

 

カメラが動くわ動くわ、それもどアップの映像のまま宇宙船が飛び立つ時には何を撮っているのかわからないくらいに小刻みに動きますし、日々の生活を撮っている時でも、これまたどアップで切り返しは早いですし、カメラの振りも早いですし、見ていて疲れます。

 

結局のところ、物語自体はある程度史実として記録されているわけですからそう作り変えるわけにもいかず、人間関係の機微みたいなものをいじるしかなく夫婦関係や友人関係で何かを描こうとしたのだと思いますが、それとてせいぜいが妻ジャネット(クレア・フォイ)や子どもたちとの愛やジャネットの不安感しか広がりを持たすことができず、ハリウッド映画にしてはメリハリのない一本調子の映画になってしまったという映画です。

 

アポロ11号が月に降り立ったその瞬間、それまで緊迫感を煽っていた音楽や効果音をすぱっと切って無音にしていました。ただ、おお! と思えるほどの効果はなかったです。 

 

映像もさほどインパクトはありません。とにかくどアップが多すぎで疲れます。

 

デイミアン・チャゼル監督って、どういう指向を持った人なのかわかりにくですね。私は全然ダメだったのですが、「セッション」ではスポ根もの(異議があるかも知れませんが…)ですし、私は見ていないのですが、「ラ・ラ・ランド」はミュージカルですし、この「ファースト・マン」は実在の人物であり、かつ若干スペースものでもあるという、幅が広いと言えばいいんでしょうか。

 

ただ、「セッション」とこの映画には手法に共通点はあります。よく言えば徹底している、やや批判的に言えば一本調子ということになります。

 

いずれにしてもさほどアメリカも持ち上げず、ニール・アームストロングさんに焦点を当てることに徹底しているのは好感が持てます。

 

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