そんなには褒めないよ。映画評

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「その男、凶暴につき/北野武監督」日本でもこういう感覚の映画が撮れるんだというのが第一印象。フィルム・ノワール的という言葉が当てはまるんでしょうか

なるほどね…。というのは、「龍三と七人の子分たち」を見て、北野武監督の映画と相性の悪い自分を感じ、初期作品を見てみようと思い立ってのことだからです。

日本でもこういう感覚の映画が撮れるんだというのが第一印象ですね。

フィルム・ノワール的という言葉が当てはまるんでしょうか。

暴力場面での言葉のなさ、悲鳴も暴力的な言葉もなく、時にハアハアといった呼吸音程度でしょうか。なんの前触れもなく発射される拳銃、無表情なままの殺人。ウィキによりますと、まずやったことは「脚本から不要な会話を徹底的に削ること」とありますし、脚本の野沢尚を怒らせて(かどうかは知りませんが)までの行為ですから、北野武監督の中心イメージはこうしたシーンにあったのでしょう。

他に印象に残るのは、歩くシーンや走るシーンですかね。バブル真っ只中の作品ですから、見る方の気分も今とは随分違うとは思いますが、これはあまり成功しているようには思えません。もう少し映像的な工夫でもあればいいような気がしますが、まあ一作目ですからね。

ラストシーンは、どうなんでしょう? 今じゃ、相当にダサいシーンですが、あの頃だったらどう感じたんでしょうね?

いずれにしても、面白かったです。次は「HANA-BI」を見てみます。

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