そんなには褒めないよ。映画評

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「白河夜船/若木信吾監督」なぜ、今この本を映画にとは思いますが、安藤サクラの映画と思ってみればそれなりに楽しめます

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「ああ、(私の知っている)吉本ばななの世界だ…」と思いますし、あの時代(1990年頃)の空気感はよく出ていると思います。


『星影のワルツ』などの若木信吾監督作で、井浦新と安藤サクラが共演!映画『白河夜船』予告編


でも、正直つまらないです(笑)。

その大きな理由は、なぜ、今、この本を映画に?ですね。

浮き足だった時代背景があってこその、何ともとらえどころのない不安感でしょうし、こんなふわふわした感覚、この時代にリアリティはないでしょう。

そうしたことを置いておいても、寺子(安藤サクラ)の「眠り」がうまく描かれていないんじゃないでしょうか。見ていて眠くはなりますが(笑)、寺子が眠そうにはみえません。

永遠の眠りについたしおり(谷村美月)、植物人間となってしまった岩永の妻、そしてなぜだか「眠り」に誘われていく寺子の対比というか、関係をうまく描き切れていないようです。

でもまあ、安藤サクラの映画と思ってみればそれなりに楽しめます。

若木信吾監督は、もともとスチールの方なんでしょうか。そう思って見れば構図はそれっぽい感じはします。

それに、ピントが相当気になったんですが、あれは意図的なんでしょうか? クレジットに「ライカ」とありましたが、ライカにもキャノンのような動画の撮れる一眼レフでもあるのでしょうか?