そんなには褒めないよ。映画評

映画を見てから読むブログ

「ニシノユキヒコの恋と冒険/井口奈己監督」この映画のニシノユキヒコは女の願望とみればいいのですかね

どう見ていいのかよく分からない映画ですね。何かのジョークなんですよね、きっと(笑)。


もう一つのブログで、「イニシエーション・ラブ/乾くるみ」について、マユは男の願望と書いたことがあるのですが、この映画のニシノユキヒコは女の願望とみればいいのですかね。

いやあ、それはないですね。だって、ニシノユキヒコ(竹野内豊)、浅すぎますモン。

もしこれが願望だとするなら、それは男目線の女性の願望でしょう。どう見てもニシノユキヒコは癒し系ではあっても、とどのつまりドンファンです。女性であっても、男の目線を通した価値観でものを見ることはあります。

劇中、ニシノユキヒコは愛を求めているのになぜか女の方から去っていく、なんてセリフがありますが、なぜかじゃないですよ、他に女が出来たからじゃないですか。

まあいいですけどね、何を願望しようと(笑)。

人物像はともかくとしても、映画的にもつまらないのではどうしようもありません。「人のセックスを笑うな」に比べると俳優がはまっていませんし、長回しも緊張感がなく、俳優のアドリブも素がみえますし、6年後に撮る映画がこれではちょっとまずいでしょう。

これでは原作を読む気にもなりません。

イケメンで仕事もしっかりこなし、とにかく女に優しい希代のモテ男ニシノユキヒコ(竹野内豊)は、ひたむきに本当の愛を欲していた。10年前に人妻(麻生久美子)と関係を持ち、元恋人(本田翼)と二股で会社の上司(尾野真千子)と職場恋愛に至り、料理教室で出会った主婦(阿川佐和子)もとりこにしてしまうなど、彼の周囲には常に女性たちがいた。彼女たちの欲望を満たすべくひたすら尽くすニシノだったが、最終的にはみな彼から離れていってしまい……。(シネマトゥデイ