そんなには褒めないよ。映画評

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「エッセンシャル・キリング/イエジー・スコリモフスキ監督」追っている視点なのか、追われる視点なのか、よく分からない

エッセンシャル・キリング Blu-ray

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三年前に、見る予定にしていたのですが、見逃してしまった映画です。まもなく終わってしまいますが、シネマテークで「イエジー・スコリモフスキ「亡命」作家43年の軌跡」という特集上映をやっています。


【予告】エッセンシャル・キリング


んー、これは、率直に言って、ちょっとばかり集中力が続かないですね。

映像は、砂漠(荒野?)から雪の風景へと変わっていき、美しいと言えなくもないですし、砂漠の空撮は確かにインパクトはあります。ただ、全体を通して、逃亡劇の緊迫感は伝わってきませんし、ムハンマド(ヴィンセント・ギャロ)の声にならない息づかいも切迫感は感じられず、どこか間遠い感じがします。

ヴィンセント・ギャロも、彼なら何かもっとできそうな感じで物足りないです。

そもそも、映画の大半を占めるあの雪のシーンは、一体どこの想定なんでしょう? アフガニスタン国内の移送中に逃亡し、ロシア領に逃げたのかと思っていましたが、地理的にもかなり難しそうですし、今、ネットで見てみますと、言語がポーランド語のようですね。

ポーランドですか…? あるいは、そんなことはどうでもいいんですかね?

結局、映画が、追っている視点なのか、追われる視点なのか、よく分からないということにつきます。