そんなには褒めないよ。映画評

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「Playback/三宅唱監督」映画芸術2012年日本映画ベストテンの第3位なんですね

この映画、「映画芸術」2012年日本映画ベストテンの第3位なんですね。見かける批評もかなり高評価のようです。私には正直つらかったんですが…。


映画『Playback』予告編



何かやろうとしているのは分かるんですが、それが何だか、なかなか私には見えてこなかったです。

まず、なぜモノクロで撮ったんだろうと疑問を持ち、つまりそれ自体がしっくり来なかったということなんですが、ググってみたら公式サイトにインタビューがありました。

んー、このインタビューも、もうひとつ見えてきません。

何はともかく、映画の内容は、40歳くらいの俳優(村上淳)がなぜかは分かりませんが(実は、なぜか分からないことをほっぽり出していることが問題だと思いますが…)やる気をなくしていて、本人が見る白日夢なのか、幻影の映画的処理なのか、高校時代を回想する、あるいは彷徨うということでいいんでしょうか? まあそういう感じです。

中頃になると同じシーンが反復されて始めます。それでやっと、ああこれがやりたいのかなと分かってきますが、その反復にしても、同じカットを使っているようで、興味をそそるところもなく、ただ鬱陶しいだけに感じます。

反復されるシーンには、過去へ導く契機となる友人が出てきませんので、多分死んでいるんでしょう。高校時代には、現在と同じ映画のプロデューサーが出てきて、現在と同じように映画をつくろうと誘います。冒頭はスケボーの少年で始まり、ラストはたくさんのスケートボーラーたちで終わります。などなど、とにかくいろんなことが整理されずに突っこまれすぎています。

さらに、後半、もう一層の転換があったように思いますが、それもはっきりしませんでした。

ということで、私には良さがよく分からない映画でした。