ルイーサ/ゴンサロ・カルサーダ

で元気になる

ラテン系の映画はいいですね。話はシリアスなのに、どこか楽天的で落ち込まないですし、一生懸命ではあっても、頑張ってる感じではないですし、癒されますね。

ただ、前半は少しかったるく、行き先が見えない感じがします。中盤に入り、ルイーサが物乞いを始め、足の悪い同業者(?)オラシオと出会うあたりからは、テンポも出て、ルイーサを演じるレオノール・マンソという俳優さんもいい感じで持ち味が出てきます。うまい俳優さんなのに、前半はきまじめな堅物的なキャラを要求されているようで、それが映画的にもあまり良い結果となっていない感じです。何十年と毎日同じ生活を繰り返し、地下鉄も乗ったことがない人物にする必然性はあったのでしょうか…。

まあ、それはともかく、楽しい映画でした。こういった南米の映画をもっともっとやって欲しいですね。