「グッド・ワイフ」(ネタバレ)1982年のメキシコのセレブ妻たちの映画を日本でやる意味ある?

「グッド・ワイフ」でググりましたら、何だこりゃ? テレビドラマが無茶苦茶ヒットします。同タイトルのアメリカのテレビドラマあるんですね。それに日本版のリメイク版まであります。まったく知りませんでした。 釣りタイトルだったようです(笑)。 ただ、…

「WAVES ウェイブス」(ネタバレ)映画が MV 化がする

新しいスタイルの映画かもしれないと期待する気持ちもないわけではありませんが、個人的にはちょっとばかり入れないタイプの映画です。 ですので、いいことは書けそうもありません。 WAVES ウェイブス / 監督:トレイ・エドワード・シュルツ いきなり批判的…

「銃2020」(ネタバレ)「銃」2018版のリベンジ版かと期待したのにコメディでした(笑)

「銃」で失敗したのでリベンジ版の「銃2020」かと思いましたら、まったくもって同じ程度に映画になっていない映画でした。 と言うよりも吉本興業の芸人救済映画なのかもしれません。 銃2020 / 監督:武正晴 それにしてもわずか2年の間に同じような企画の映…

「ホドロフスキーのサイコマジック」行動せよと促すサイコマジックはコロナ後の世界に必要なことかも…

サイコセラピー(心理療法)と言いますと、映画でもそうしたシーンを見ることがありますが、治療を受ける患者が寝椅子に横たわり、セラピストからの問いかけに答えていくスタイルが思い浮かびます。この映画のなかでも言われていますが、その療法は言葉のや…

「一度も撃ってません」(ネタバレ)小ネタは笑えるが映画としてはそれだけでは持たなく物足りない

たまにはこういう映画もいいですし、くすくすと笑えはしますが、やっぱりこういう映画の場合は軸となる俳優がいないと持たないなあとも感じます。 それに俳優たち自身が楽しむための映画でもあります。皆楽しそうにやっていました。 一度も撃ってません / …

「MOTHER マザー」(ネタバレ)再び、全員ミスキャストに見えてしまう、それは監督の責任

タイトルに書いた「再び、全員ミスキャストに見えてしまう、それは監督の責任」の「再び」は、大森立嗣監督の2017年の映画「光」との関連からの言葉です。 やろうとしていることが映画として見えてこず、キャスティングに問題があるようにみえるということで…

「罪と女王」(ネタバレ)禁断の愛的旧態依然の映画にしか見えないけど

どう見ていいのか難しい映画ですね。 アンネはなんて悪いやつって思うように作ってありますし、未成年者への性的虐待と聞いて思い浮かべる男女を逆転させてありますし、タイトルを「女王」という意味らしい 「Dronningen」にしていますし、そして、そもそも…

「ワイルド・ローズ」(ネタバレ)ジェシー・バックリーがいい。成功でも挫折でもない決意の物語。

監督は「リリーのすべて」や「英国王のスピーチ」のトム・フーパーさんかと思ったのですが、よーく見ましたらひと文字違いのトム・ハーパーさんでした(笑)。初めてです。 映画は思いのほかよかったです。 ワイルド・ローズ / 監督:トム・ハーパー 基本は…

「在りし日の歌」(ネタバレ)編集のまずさが映画を壊している

この単調さで3時間超はちょっとばかりつらいですね。 その上、編集が時間軸をあっちへ行ったりこっちへ行ったり(来たり?)と最後まで散漫です。これでは伝わるものも伝わりません。 もし見ようと思われるのであれば、少なくとも公式サイトには目を通してお…

「ペイン・アンド・グローリー」(ネタバレ)アルモドバル監督の自伝的フィクションの物語

アルモドバル監督自身が、この映画は三部作の第三章にあたると語っているようです。ただしあくまでも「意図したことではない」とのただし書きつきです。 意図せずケリがついちゃったということはとうとうアルモドバル監督も自分の映画を振り返る年齢になって…

「コリーニ事件」(ネタバレ)不都合な過去、負の記憶に目をつむってはいけない

ドイツ映画の法廷ドラマで「ドイツ史上最大の司法スキャンダル」とか「ドイツ国民誰もが知りたくなかった真実」という言葉で語られるとすれば、その真実が何かはおおよそ見当がつきます。 コリーニ事件 / 監督:マルコ・クロイツパイントナー やはり予想通…

「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」(ネタバレ)グレタ・ガーウィグ監督の自由な価値観があふれる

四姉妹の台詞のアンサンブルがすごいです! グレタ・ガーウィグ監督(脚本も)の才能が爆発しています。 それにキャスティングもすごいです。 ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語 / 監督:グレタ・ガーウィク 始まってしばらくは混乱するかもし…

「ワンダーウォール 劇場版」青春の挫折は蜜の味

上映館の映画紹介を見て、ああ予告で見た京大の吉田寮のやつねと適当な記憶だけで見に行ったんですが意外にも(ペコリ)集中して見られました。 そもそも予告を見たというのも記憶違いかも知れませんし、NHKで放送されたドラマの再編集版ということも、ちゃ…

「その手に触れるまで」(ネタバレ)ラストはどちらに取るにしても衝撃的。怖さだけが残らなければいいが…

ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟監督、ほぼ3年に1本というペースが守られています。映画制作のプロセスが3年で出来上がっているんでしょうか、今回も2016年の「午後8時の訪問者」に続いての「その手に触れるまで Le jeune Ahmed(Young Ahmed)…

「アンティークの祝祭」(ネタバレ)ラストが衝撃的、カトリーヌ・ドヌーヴ、キアラ・マストロヤンニ母娘共演

かなり衝撃的なラストです。 そっちで売ればよかったのにと思いますが、まあ映画自体焦点がはっきりしないところがあり、どうしてもこの映画を売ろうとすればカトリーヌ・ドヌーヴさんとキアラ・マストロヤンニさんの母娘共演を持ってくるしかないとは思いま…

「ルース・エドガー」(ネタバレ)よい黒人は受け入れられ、わるい黒人は排除される

なんだかわかりにくい映画だなあと思いながら、考えがまとまらず、はや3日経ってしまいました(笑)。 わかりやすい映画を望んでいるわけではありませんし、この映画の場合、テーマは明快ですし描いていることはわかるのですが、描かれるのは今現在起きてい…

「ポップスター」(ネタバレ)ナタリー・ポートマンがマドンナ、レディ・ガガになる

面白い映画でした。 ただ、映画そのものが面白いということではなく、この映画、何をやろうとしているんだろう? と考えながら見ていましたら、最後まで集中してみられたという意味です(笑)。 ポップスター / 監督:ブラッディ・コーベット とにかく、つ…

「デッド・ドント・ダイ」(ネタバレ)ゴドー待ちのバリエーションとしてみれば面白い

ジム・ジャームッシュ監督のゾンビ映画です。 ホラー度ゼロ、パニックシーンなしの一風変わった映画で、コメディかと言われれば確かに笑えるところはありますのでそれをオフビートととらえればジャームッシュ監督らしいとも言えるのですが、なんとも奇妙な映…

「一度死んでみた」(ネタバレ)ボケとツッコミ連発、イマドキの軽やかな映画

すでに映画館が再開されてから10日ほど経ちますが、いっこうに新作が公開されません。東京で再開されなければ新作は公開されないということです。 そうしたことでもなければ見なかったであろう「一度死んでみた」を見てきました。 一度死んでみた / 監督:…

「シェイクスピアの庭」(ネタバレ)男系幻想とジェンダー、セクシュアリティ、宗教、家族再生幻想

「シェイクスピアの庭」なんていうタイトルから、シェイクスピア(以下、ウィリアム)が田舎へ戻り穏やかな余生を過ごす話かと思っていましたら、とんでもない、シェイクスピア一家の結構シビアな愛憎物語でした。 もちろんフィクションですが、ウィリアム本…

「霧の中の少女」(完全?ネタバレ感想)常人には理解不能のミステリー

イタリア、アルプスの山間の町で起きた少女失踪事件をめぐるミステリーです。 トニ・セルヴィッロさんとジャン・レノさんの共演が売りの映画かと思います。監督はこの映画の原作者でもあるミステリー作家のドナート・カリシさん、初監督作品とのことです。 …

「21世紀の資本」(映画)トマ・ピケティさんの著書を読むきっかけになるか…?

数年前に話題になったトマ・ピケティさんの『21世紀の資本』が映画になりました。 当時、手にとる前から諦めた記憶があります(笑)。どんな映画になっているのでしょう。 21世紀の資本 / 監督:ジャスティン・ペンバートン 映画館再開一本目としては選択を…

「青い車」(DVD・ネタバレ)16年前の宮﨑あおい、ARATAがむちゃ新鮮。

この自粛期間中にDVDでみた「黒四角」の奥原浩志監督の2004年の映画です。 16年前です。その時生まれた子供は16歳、20歳であれば36歳、それなりに時の流れを感じるには十分な年数です。実際、この時18歳の宮﨑あおいさんは現在34歳、29歳のARATAさんは現在45…

「斬、」(DVD・ネタバレ)池松壮亮の時代劇はいけるかも。蒼井優は現実的すぎるかな。

自主制作スタイルを貫いて、ということにこだわっているのかどうかはわかりませんが、およそ30年、そのスタイルで20本近くの映画を撮り続けているわけですから、ほんとにすごいことです。 海外での評価が高いということがモチベーションになっているのでしょ…

「空海-ku-kai- 美しき王妃の謎」スペクタクル以外に見どころはない、つまりDVDではつまらない

なんだ、空海の映画じゃないのね(涙)。 それに、染谷くん、ついに海外映画で主役か! と期待して見たんですが、どうなんでしょう、確かに出ずっぱりではありますが、映画の基本物語には絡んでいません。物語を進めていく狂言回し的な役どころで、俳優とし…

「影踏み」(ネタバレ感想・DVD)叙情的すぎる内容を山崎まさよしが救っている映画かも。

山崎まさよしさんは俳優もやるんですね。 自然体で特に演技しないところがよかったです。まあ、この映画で濃いー演技をされたらクサくなって見ていられなかったでしょう。 影踏み / 監督:篠原哲雄 その山崎まさよしさんも初めて、篠原哲雄監督も初めてとい…

「ドクター・スリープ」(ネタバレ感想・DVD)スティーブン・キング絶賛!人間臭いところにかな?

スティーブン・キングさんがどんなにキューブリック版「シャイニング」を気に入らなく批判しようとも、やはりキューブリック版は映画として傑作だったことを証明するような続編「ドクター・スリープ」です。 ドクター・スリープ / 監督:マイク・フラナガン…

「蜜蜂と遠雷」(DVD・ネタバレ感想)世界は音楽で溢れている

映画紹介を読んだ限りでは少女漫画によくあるスポ根系の音楽ものかなと思っていましたら、意外にも、そうした人物間のぶつかり合いや葛藤を描く映画ではありませんでした。 そりゃそうですよね、原作が恩田陸さんの直木賞受賞作なんですから。 じゃあ、「ピ…

「凪待ち」(DVD・ネタバレ感想)香取慎吾と脚本加藤正人と白石和彌監督がぴったりあった映画

これは劇場で見るべきでした。 映画自体がよくできているということもありますが、全体的に画が暗いので家のモニターでは伝わってくるものが半減します。それに、香取慎吾さん、いいですね。映画では始めて見ました。 凪待ち / 監督:白石和彌 ギャンブル依…

「人間失格 太宰治と3人の女たち」(DVD・ネタバレ感想)ビジュアルだけではドラマは生まれない

ついつい蜷川実花ワールド! と言いたくなってしまいますが、ちょっと変わってきている感じがします。 というより、俳優、特に宮沢りえさんと二階堂ふみさんによるものかも知れません。集中させられるシーンがいくつかあります。 人間失格 太宰治と3人の女た…