DVD

「ミッドサマー」ネタバレレビュー・一部あらすじ:ホラーも徹底すればコメディになる

DVD鑑賞です。 劇場公開時(2020年2月21日)にはかなり話題になっており、何度も見ようかどうしようかと迷った映画です。結局、前作「ヘレディタリー 継承」の自分自身のレビューを読み返して足を運ぶ決断ができなくDVD鑑賞となりました。 ですので、以下、…

「荒野にて」ネタバレレビュー・あらすじ:居場所を求めて2000km、少年と馬の放浪の旅

劇場公開時に見ようかどうしようかと迷った映画です。 宣伝チラシの印象から少年と馬の交流を描いたほのぼの系のヒューマンドラマだと思い込んでしまったことと前作の「さざなみ(2015)」が映画としてさほどよく思えなかったことからです。 ところがDVDで見…

「初恋」(ネタバレ・レビュー)昭和ノワールものを平成コメディ(ギャグ)タッチで描く

劇場公開時には三池崇史監督が「初恋」?と興味を持ったものの何となく見逃してしまいましたがやっと見られました。 今やヤクザ映画(ではないけれど)もギャグなしでは成立しないということのようで、その意味では「初恋」のタイトルもギャグなのかも知れま…

「青い車」(DVD・ネタバレ)16年前の宮﨑あおい、ARATAがむちゃ新鮮。

この自粛期間中にDVDでみた「黒四角」の奥原浩志監督の2004年の映画です。 16年前です。その時生まれた子供は16歳、20歳であれば36歳、それなりに時の流れを感じるには十分な年数です。実際、この時18歳の宮﨑あおいさんは現在34歳、29歳のARATAさんは現在45…

「斬、」(DVD・ネタバレ)池松壮亮の時代劇はいけるかも。蒼井優は現実的すぎるかな。

自主制作スタイルを貫いて、ということにこだわっているのかどうかはわかりませんが、およそ30年、そのスタイルで20本近くの映画を撮り続けているわけですから、ほんとにすごいことです。 海外での評価が高いということがモチベーションになっているのでしょ…

「空海-ku-kai- 美しき王妃の謎」スペクタクル以外に見どころはない、つまりDVDではつまらない

なんだ、空海の映画じゃないのね(涙)。 それに、染谷くん、ついに海外映画で主役か! と期待して見たんですが、どうなんでしょう、確かに出ずっぱりではありますが、映画の基本物語には絡んでいません。物語を進めていく狂言回し的な役どころで、俳優とし…

「影踏み」(ネタバレ感想・DVD)叙情的すぎる内容を山崎まさよしが救っている映画かも。

山崎まさよしさんは俳優もやるんですね。 自然体で特に演技しないところがよかったです。まあ、この映画で濃いー演技をされたらクサくなって見ていられなかったでしょう。 影踏み / 監督:篠原哲雄 その山崎まさよしさんも初めて、篠原哲雄監督も初めてとい…

「ドクター・スリープ」(ネタバレ感想・DVD)スティーブン・キング絶賛!人間臭いところにかな?

スティーブン・キングさんがどんなにキューブリック版「シャイニング」を気に入らなく批判しようとも、やはりキューブリック版は映画として傑作だったことを証明するような続編「ドクター・スリープ」です。 ドクター・スリープ / 監督:マイク・フラナガン…

「蜜蜂と遠雷」(DVD・ネタバレ感想)世界は音楽で溢れている

映画紹介を読んだ限りでは少女漫画によくあるスポ根系の音楽ものかなと思っていましたら、意外にも、そうした人物間のぶつかり合いや葛藤を描く映画ではありませんでした。 そりゃそうですよね、原作が恩田陸さんの直木賞受賞作なんですから。 じゃあ、「ピ…

「凪待ち」(DVD・ネタバレ感想)香取慎吾と脚本加藤正人と白石和彌監督がぴったりあった映画

これは劇場で見るべきでした。 映画自体がよくできているということもありますが、全体的に画が暗いので家のモニターでは伝わってくるものが半減します。それに、香取慎吾さん、いいですね。映画では始めて見ました。 凪待ち / 監督:白石和彌 ギャンブル依…

「人間失格 太宰治と3人の女たち」(DVD・ネタバレ感想)ビジュアルだけではドラマは生まれない

ついつい蜷川実花ワールド! と言いたくなってしまいますが、ちょっと変わってきている感じがします。 というより、俳優、特に宮沢りえさんと二階堂ふみさんによるものかも知れません。集中させられるシーンがいくつかあります。 人間失格 太宰治と3人の女た…

「アルキメデスの大戦」(DVD・ネタバレ感想)気持ち悪い自己陶酔映画やね。

戦艦大和に山本五十六などという戦争映画には欠かせない要素を入れながらちょっと変わった切り口の映画でした。それに戦争(戦闘)シーンは冒頭の5分くらいの大和が撃沈させられるシーンだけであとはわりと普通のドラマでした。 ただ、ラスト20分ほどは意図…

「デッドエンドの思い出」(DVD・ネタバレ感想)吉本ばなな色はうすいけれどもチェ・スヨンはちょっと気になる

デッドエンドの思い出 (文春文庫) 作者:よしもと ばなな 発売日: 2006/07/07 メディア: 文庫 原作は短編集の一作のようで、あとがきには、この「デッドエンドの思い出」が自分の作品の中でいちばん好きと書かれているらしいです。 久しぶりに吉本ばななさん…

「黒四角」(DVD・ネタバレ感想)俳優の間合いと表情で物語を語る

いい映画じゃないですか! DVDのレンタル開始が2019年12月となっていましたので、最近の映画なのに記憶にないなあと思いながら借りましたら、2012年製作で日本での公開は2014年の映画でした。 ひとことで言ってしまえば、時間と空間を超えたラブストーリーと…

「ちいさな独裁者」(DVD・ネタバレ感想)半世紀前の実話ものなのにツッコミ不足で立ち位置見えず

不思議な映画だなあと思ってみていたんですが、実話ベースだったんですね!? 一年前に公開された映画をDVD鑑賞です。予告編を見た印象では一兵卒が将校になりすましてのし上がっていき、最後にはそれがバレて云々という寓話的な物語かと思っていたのですが…

「町田くんの世界」(DVD・ネタバレ感想)キャスティングの妙と原作があったほうがいい石井裕也監督

とうとう映画館が休館になってしまいました。 Change.org で「#SaveTheCinema 「ミニシアターを救え!」プロジェクト」オンライン署名キャンペーンが始まっています。 キャンペーン · #SaveTheCinema 「ミニシアターを救え!」プロジェクト · Change.org し…

「光と血」(DVD)不幸物語オンパレードをDVDで見るのはつらい

「新聞記者」を見たときに、プロデューサーの河村光庸さんが映画化にあたってこの人ならと監督をオファーをしたのが藤井道人さんであり、その藤井さんは「政治も勉強したことがないし、自分で新聞も取ったことがなかった(HUFFPOST)」などと最初は断ったと…

「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」(DVD)コメディの味わいを出すべきかと…

まずは、すごいタイトルだなあと目がいき、大森立嗣監督だからと見た映画です。 宮川サトシさんの自伝的漫画が原作なんですね。 母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。(新装版) 作者:宮川 サトシ 発売日: 2018/12/26 メディア: 単行本(ソフトカバー…

「焼肉ドラゴン」(DVD)在日コリアン一家の人情劇、やはり舞台向き

しばらくDVD月間ということになりそうです。 「焼肉ドラゴン」 鄭義信さん脚本、演出の2008年の舞台劇の映画化で、監督も鄭さんです。 焼肉ドラゴン / 監督:鄭義信 ウィキペディアによれば、舞台劇の方は新国立劇場と韓国の芸術の殿堂(예술의 전당)の共…

「人魚の眠る家」(DVD)篠原涼子ってスゴイね。

面白かったです。DVD鑑賞ながら結構集中して見られました。 人の「生」と「死」の境界線という個々の局面では永久に結論のでないテーマがドラマというフィクションの世界にうまく落とし込まれています。まあこれは原作のものでしょうが、映画としては特に篠…

「泣き虫しょったんの奇跡」(DVD)サラリーマンから将棋のプロへ

将棋の世界のことなどまったくわかりませんが、こういう映画を見ますと藤井聡太くんは超超天才なんだということがわかります。 プロの棋士になるためには、奨励会に入り26歳までに三段リーグ戦で上位ふたりに入らなくてはいけないらしいのですが、この映画の…

「インターステラー」(DVD)理論物理学にもとづく硬派なSFを志向したけれど、軸はやっぱり父娘もの?

インターステラー(字幕版) 発売日: 2015/03/25 メディア: Prime Video この商品を含むブログ (8件) を見る こういう「終末、そして再生」みたいな物語はキリスト教世界にあっては永遠のテーマなんでしょう。過去、幾度も描かれてきた物語ではあります。何と…

「怒り(DVD)」原作を損なうことなく、後半は結構いける

やっと DVD(Blu-ray)借りられました。 原作を読み、 映画に乞うご期待! ということになるのでしょうが、まあ例によって原作を読んで見た映画に満足などできるわけもなく、正直このキャスティングを見ても、もうこりゃダメでしょう(すみません)と思うわ…

「悪と仮面のルール」(DVD)人間存在の不条理を描く重厚なドラマかと思ったら、メロドラマだった。

映画を見る限りでは、原作の中村文則著『悪と仮面のルール』が「ウォール・ストリート・ジャーナル紙の2013年ミステリーベスト10に選出(講談社文庫)」されたというのはにわかには信じがたいです。原作どうこうではありません。映画がです。 悪と仮面のルー…

「ちょっと今から仕事やめてくる」前半ぞわぞわ、後半もぞもぞ。コメディじゃなかったのね。

DVD鑑賞です。 公開時、タイトルが目につき、見ようかどうしようかと思いつつ、どうせコメディの苦手なタイプだろうと思い込んでスルーした映画、全然コメディじゃなく、むちゃくちゃシリアスじゃないですか!? 公式サイト / 監督:成島出 前半は面白く見…

「散歩する侵略者(DVD)」コメディ&シリアスさが面白い!長澤まさみと長谷川博己の演技が絶妙!

DVD鑑賞です。 喜劇だと気づくまでは、何!この陳腐な話!と、あやうくDVD(実際はBluray)を止めてしまいそうになりましたが、桜井(長谷川博己)が登場し、宇宙人に対する彼の受け答えの奇妙な余裕を見るにつけ、ああ、こういう映画なのかと、それ以降は随…

「さようなら」(DVD)アンドロイドに話題がいきますが、ブライアリー・ロングさんの映画ですよね

「海を駆ける」ではほとんどいいことを書いていませんが、深田晃司監督の映画は結構見ていますし、評価(偉そうですが)も高いです。 で、その記事にも書いた通り、DVDで見たこの「さようなら」が一番印象に残っています。ただ、公開時は、「人間とアンドロ…

「彼らが本気で編むときは、」(DVD)とてもわかりやすい人物配置の家族ファンタジー

DVD視聴ですので今さら言うことではありませんが、生田斗真さんが MtFのトランスジェンダーで、肉体的にも女性に移行した人物を演じています。 日本のメジャーな映画では、おそらくトランスジェンダーの人物が主演の映画はなかったのではないかと思いますが…

「紙の月」(DVD)宮沢りえさんの映画でした

宮沢りえ主演、吉田大八監督、角田光代原作の2014年の映画です。日本アカデミー賞最優秀主演女優賞など数多くの賞を受賞しているようです。確かに主演女優賞にふさわしい宮沢りえさんの映画ですね。 最近吉田大八監督の「羊の木」や角田光代原作の「月と雷」…

クリーピー 偽りの隣人(DVD)

黒沢清監督は(私には)その実力がよく分からない監督の一人です。 特にフランスかと思いますが、誰だったか若手の監督が、フランスでは映画を学ぶ(学校?)際に、日本の監督では北野武監督と黒沢清監督を題材にしているとか語っていたなど、人気があるそう…