「タッチ・ミー・ノット」(ネタバレ・レビュー)ローラと秘密のカウンセリングがサブタイトルとはどうよ?

2018年のベルリン映画祭で金熊賞を受賞しています。 「ベルリン金熊賞史上、最も議論を呼んだ問題作」なんて宣伝文句が使われている映画です。問題作であるかどうかは別にして確かに劇場公開には迷う映画ではあります。 その所為か配給はこれまで目にしたこ…

「ラ・ヨローナ 彷徨う女」(ネタバレ・レビュー)ホラーと言うよりも女たちの嘆きと悲しみの映画

「火の山のマリア」のハイロ・ブスタマンテ監督の4年ぶりの新作ということになります。この作品は昨年2019年8月のヴェネチア映画祭で上映された映画ですが、IMDbを見ますと、ほぼ同時期の2019年の2月のベルリン映画祭に「Temblores(Tremors、震え?)」とい…

「ソワレ」(ネタバレ・レビュー)逃避行ものなのに「僕たちには明日は続く」

男女の逃避行ものと言えば「俺たちに明日はない」に勝るものはありません。 と、言い切ることに異論のある方はいないと思いますが(笑)、果たして「ソワレ」は現代の「俺たちに明日はない」になったのでしょうか。 ソワレ / 監督:外山文治 んー、ラスト、…

「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」(ネタバレ・レビュー)ホロドモール、ウクライナ、ジョージ・オーウェル、動物農場

「ソハの地下水道」のアグニェシュカ・ホランド監督の10年ぶりの新作です。 と思いましたら、2017年に「ポコット 動物たちの復讐」という映画が「ポーランド映画祭2018」で上映されているようです。それにIMDbによればその間にもTVドラマをたくさん撮ってい…

「この世の果て、数多の終焉」(ネタバレ・レビュー)フランス版地獄の黙示録なのだが…

この映画は、ギヨーム・ニクルー監督のユニークな発想でつくられたものなのか、あるいは単に映画づくりが下手なだけなのか(ペコリ)よくわからないところがあります。 日付を追って時間経過を示しながら物語として変化させられない構成、ぶっきらぼうな編集…