「母との約束、250通の手紙」(ネタバレ感想)シャルロット・ゲンズブールが浮き、バランス悪さだけが目立つ

シャルロット・ゲンズブール、憑依型俳優に目覚めたか!? というような映画で、ゲンズブールさんが悪魔に取り憑かれたような母親を演じています。ロマン・ガリーというフランスの小説家の半生を描いており、その母親がゲンズブールさんです。 母との約束、2…

「コンプリシティ 優しい共犯」(ネタバレ)日本映画には珍しい(?)センスの良さが光る

こういう映画を撮れる監督が日本にもいるというのはうれしいですね。 こういうというのは、現実社会に積極的に関わろうとし、それをきっちりドラマと仕上げることができ、そしてなにをおいてもセンスがいいという映画です。 もちろん他にいないというわけで…

「風の電話」(ネタバレ感想)この映画には俳優モトーラ世理奈ではなくハルがいる

10年という時の流れを経てもなお癒やされない悲しみを俳優の演技だけで表現することはかなり難しいことだと思います。それをやってのけたのがモトーラ世理奈さんであり、監督の諏訪敦彦さんです。 東日本大震災のことです。 ラスト、亡くなった家族へ「風の…

「ジョジョ・ラビット」(ネタバレ感想)ヒトラーが吹っ飛ぶ寓話的なヒューマンドラマ

ナチスを題材にしてコメディ映画を撮るとすれば、それがいいことかどうかは別にしますとヒトラーを茶化すことが一番に思いつきそうですし、そんな映画があったようにも思います。しかし、この「ジョジョ・ラビット」は、そうしたシニカルな手法をとらず、主…

「フォードvsフェラーリ」(ネタバレ)ハリウッドにしてはメリハリ不足。実話にとらわれ過ぎ?

なぜ今この題材? という感じがする「フォード vs フェラーリ」です。 結局映画は、1966年のル・マン24時間レースにおいてフォードがフェラーリに一矢報いるという内容でなんですが、そのどちらも現在はル・マン24からは撤退していますし、題材自体に現代性…