そんなには褒めないよ。映画評

映画を見てから読むブログ

「レディ・マエストロ」ネタバレ・レビュー 女性指揮者アントニア・ブリコの半生を描く

原題の「De dirigen」はオランダ語で「指揮者」とのこと、英語タイトルもそのまま「The Conductor」、なのに邦題は「レディ・マエストロ」、逆説的に言えば、この邦題が最もこの映画のテーマを表現しているということになります。 レディ・マエストロ / 監…

「アイネクライネナハトムジーク」ネタバレ・レビュー 伊坂幸太郎原作、今泉力哉監督、斎藤和義音楽の恋愛ドラマ

今泉力哉監督、公式サイトに「恋愛群像劇の名手」というコピーで紹介されていますが、確かに、私が見た「知らない、ふたり」も「愛がなんだ」も恋愛群像劇ではありました。 その二作に比べますと、あまり出来はよくありません。おそらく問題はシナリオですね…

「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」13歳リアルな青春ということなんだろうけど…

やたら評判がいいことと、宣伝コピーの「SNSと共に生きる私たちの「いま」をヴィヴィッドに描き出し、全米で社会現象を巻き起こした痛くて優しい感動作!」を見て興味を持った映画。 エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ / 監督:ボー・バーナム …

「ブラインドスポッティング」ネタバレ・レビュー/人種差別の複雑な内面化を描く

差別のある社会において、いや、もちろん、現在のところ、そうじゃない社会があるのかと言われれば悲観的にならざるを得ないわけですから、どんな社会においてもということになるのですが、ひとつは、差別する側に属する者は差別される者にどう対したらいい…

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」ネタバレレビュー・二大スター共演もバディムービーにもならず…

タランティーノ監督のつくる映画の特徴は、話は単純なんだけれども、いろいろ知っていないと面白さがわからないというところだと思います。この映画もそうで、シャロン・テート事件を知っているくらいでは映画についていけません(笑)。 ワンス・アポン・ア…

「ある船頭の話」ネタバレレビュー・オダギリジョー初監督作品だが…

オダギリジョーさんが映画を撮るという話は、「宵闇真珠」を見た時に知ったのですが、この映画がそれですね。 昨年2018年7月2日の記事です。 ある船頭の話 / オダギリジョー キノフィルムズの製作です。と書いても、キノフィルムズの実態を知っているわけで…