そんなには褒めないよ。映画評

映画を見てから読むブログ

「アガサ・クリスティー ねじれた家」(ネタバレ)物語の運びも登場人物もねじれが足らず。

公式サイトに、アガサ・クリスティー本人が「自身の最高傑作だと誇」ったとある『Crooked House ねじれた家』の映画化です。 ねじれた家 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 作者: アガサ・クリスティー,田村隆一 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2004/06/1…

「12か月の未来図」(ネタバレ)エリート教師は教育格差問題を解決するか

過去には「パリ20区、僕たちのクラス」「バベルの学校」「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」といった映画もあり、もう少しドラマっぽいものでは「オーケストラ・クラス」もそうですが、移民や貧困層の多い地域の学校が舞台のフランス映画というのは日本でもよく…

「愛がなんだ」(ややネタバレ)今泉力哉監督による(超)日常会話的片思い恋愛劇

5人の男女の恋愛模様を2時間見続ける映画です。 って、ちょっと嫌味っぽく聞こえるかもしれませんが、そうでもなく、5人皆うまいですし、丁寧に作られていますし、(おそらく)今泉力哉監督のやろうとしていることもきっちりできている映画だとは思います…

「ある少年の告白」(ネタバレ)同性愛は治療すべきものというおぞましき思想、信条

「Conversion therapy」矯正セラピーと訳されていますが、同性愛者や両性愛者を異性愛者に矯正するという、いったいいつの時代? と思うような話ですが、原題(Boy Erased)と同名の回想録の著者ガラルド・コンリーさんが「Love In Action」へ送られたのは20…

「魂のゆくえ」(ネタバレ)とんでもないラブストーリーだった!

スクリーンは4:3のスタンダードサイズ、ほとんどすべての画がフィクス、それもかなりのこだわりの構図でこれ以外の切り取りは許さないくらいの意志が感じられます。 タイトル(原題:First Reformed)にもなっているファースト・リフォームド協会のトラー…

「ビューティフル・ボーイ」(ネタバレ)出口の見えない、薬物依存の息子とその父の物語

監督が「オーバー・ザ・ブルースカイ」のフェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲンさんということで、まったく内容も知らず、そういえば予告編では親子喧嘩していたなあといった程度の情報で見に行きましたら、えー、こんな話だったの…という映画でした。 ビ…