そんなには褒めないよ。映画評

映画を見てから読むブログ

「パティ・ケイク$」(ネタバレ)青春音楽物語。この映画、貧困、差別、女性の自立が主たるテーマじゃないよ

ラップって、こういう言い方をするとラップ好きには怒られるかも知れませんが、ダサさと紙一重のカッコよさみたいなところがありますよね。 この映画でも、MCバトルという交互にラップを(でいいのかな?)競い合うシーンがありますが、必然的に相手をディス…

「マルクス・エンゲルス」マルクス生誕200年の2018年はボーダレスによる細分化で階級なき社会

タイトルを見て、マルクスとエンゲルスを映画化?! って、なんとなく不思議な感じがしたのですが、今年2018年がマルクス生誕200年ということからの映画化だったんですね。漠然と19世紀の人との意識はあったのですが、正確には1818年5月5日生まれとのこと…

「サバービコン 仮面を被った街」(ネタバレ)ジョージ・クルーニー監督の真面目さはこういう映画には向かない(気がする)

脚本にジョージ・クルーニーとコーエン兄弟がクレジットされていますのでどういうことだろうと思いましたら、もともとコーエン兄弟の脚本があり(ウィキペディアでは1986年)、まあ言ってみればお蔵入りしていたものをジョージ・クルーニーが手を加えて映画…

「ザ・スクエア 思いやりの聖域」(ネタバレ)批評的であることはいいけれど、心優しき映画ではないですね

この映画をひとことで言いますと、見ながら「ハイ、ハイ」「ハイ、ハイ」とついつい口をついて出てしまう映画です(笑)。 前作「フレンチアルプスで起きたこと」を見ての、私が感じるこの監督の立ち位置と、この映画の予告編を見ての予想で、見なくてもいい…

「君の名前で僕を呼んで」(ややネタバレ)というほどのネタはなく、ボーイズラブ的美しさの映画かと思う

随分前から予告編をやっていたんじゃないでしょうか、すでに見た映画のような印象です。 それにしてもこの(チラシやサイトの)ブルー、合成でしょうが、Windows Blue のようなブルーで、印象深いですね。ふたりの気持ちの深さのブルーなんでしょうか。 監督…

「さよなら、僕のマンハッタン」(ネタバレ)男の過ぎ去った青春妄想映画だが、あえてお勧めする

あまりのメロドラマに、涙と笑いが同時に起きてしまいビックリ! はたしてこの映画はお勧めすべき映画なのかと迷うような(?)よくできた映画でした。とりあえずは素直におすすめ映画にピックアップしておきます(笑)。 ただし、内容は女性の人格を無視し…

「心と体と」(完全ネタバレ)おお、見応え充分のシリアス系…と、終わってみればラブコメ系!?

ハンガリーの映画です。昨年2017年のベルリンで金熊を受賞しています。 全く知らない監督ですので公式サイトの紹介を見てみましたら、1989年にデビュー作の「私の20世紀」という映画でカンヌのカメラドールを受賞し、その後数本をヴェネチアやロカルノに出品…

「彼らが本気で編むときは、」(DVD)とてもわかりやすい人物配置の家族ファンタジー

DVD視聴ですので今さら言うことではありませんが、生田斗真さんが MtFのトランスジェンダーで、肉体的にも女性に移行した人物を演じています。 日本のメジャーな映画では、おそらくトランスジェンダーの人物が主演の映画はなかったのではないかと思いますが…

「恋する都市 5つの物語」若手中国人監督5人によるオムニバス映画。ウォン・カーウァイを思わせる映画もあり…

若手中国人監督5人によるオムニバス映画です。 プラハ、上海、パリ、小樽、フィレンツェの5都市を舞台にして、それぞれ男女の様々なラブストーリー(的交流)を描いています。 基本的には5つの物語に関連性はないのですが、エンドロールでそれらをうまい…