そんなには褒めないよ。映画評

映画を見てから読むブログ

「ワンダーストラック」50年の時を超えたファンタジー、NYのジオラマは必見!

「キャロル」のトッド・ヘインズ監督ですので見に行きましたが、ちょっとばかり大人には単純すぎますかね。文部科学省の推薦(?)のクレジットが入っていました。 原作者のブライアン・セルズニックさんは児童文学者なんですね。見ていないのですが、「ヒュ…

「ラブレス」(ネタバレ)愛なく殺伐たる風景にみえるけれど、あるいは特異なことでもないかも…

アンドレイ・ズビャギンツェフ監督、日本語的には記憶しづらい名前の監督ですが、「父、帰る」以来ずっと見ている監督です。 前作「裁かれるは善人のみ」では割とごちゃごちゃいろんな事が起きていましたが、この映画はシンプルそのもの、ある夫婦の「LOVELE…

「わたしたちの家」2017年PFFアワードグランプリ受賞作、見えても見えなくても変わらない

昨年2017年のPFFアワードでグランプリを受賞した作品が劇場公開されています。詳しく調べたわけではありませんが珍しいことなんだろうと思います。それに、そもそもが東京藝術大学大学院の修了作品として制作された映画ということですので、相当注目されてい…

「娼年」(ネタバレ)8割方セックスシーンのコメディのような映画

マジなのか、ふざけているのか、よくわからない映画です(笑)。 ほぼ全編とは言わないまでも8割方はセックスシーン、それも内容はほぼ AVネタですし、映像的にも、XXXXやXXXなんて AVでしかやっちゃいけないことでしょう(笑)。 ただ、笑えるんですよ。 …

「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」(ネタバレ)We shall never surrender. 我々は決して降伏しない Never! Never!

チャーチルと聞きますと、私は、チャーチル、ルーズベルト、スターリンの3人が座って居並ぶ「ヤルタ会談」の写真がすぐに浮かびます。 あれは第二次大戦も末期、1945年の2月、いわゆる戦勝国が戦後処理を話し合った会談ですが、この映画は、イギリスにとっ…

「ブルー・バタフライ」ドキュメンタリー「健さん」の日比遊一監督が撮った初の劇映画

日比遊一監督という方を知らなかったのですが、名古屋出身でニューヨーク在住なんでしょうか、ウィキペディアには「健さん」という高倉健さんのドキュメンタリーを2016年に撮っており、一昨年のモントリオール映画祭で最優秀作品賞を受賞したとあります…

「馬を放つ」(ネタバレ)キルギス発。言葉を得て文明をもった人類の永遠の矛盾

キルギスの映画です。 予告編を見た時に以前なにか見たことが…、と漠然とした記憶が蘇っていたまま調べもせず見に行ったのですが、主演のアクタン・アリム・クバトさんを見て思い出しました。 「明りを灯す人」でした。同じく監督、主演の映画です。 読み返…

「修道士は沈黙する」(ネタバレ)大人向けのアイロニカルな舞台劇のような映画

「ローマに消えた男」しかみていませんが、 ロベルト・アンドー監督の映画はあまりマジで見ちゃいけないことを再確認しました(笑)。 つくりは大層なんですが、どこかふざけたところがあり、真剣に見ていると陰でくすくす笑われているのじゃないかという感…

「BPM ビート・パー・ミニット」(ネタバレ)刹那的な人間関係を描いているのかもしれない

「BPM」Beats Per Minute. ダンスミュージックでは、この曲は BPMいくつなどと結構よく使いますが、1分間の拍数を表す言葉で、昔のディスコサウンドは 120くらい、トランス系の曲ですと140くらいはあるのではと思います。 原題はそのものずばり「120 battem…