そんなには褒めないよ。映画評

映画を見てから読むブログ

クリーピー 偽りの隣人(DVD)

黒沢清監督は(私には)その実力がよく分からない監督の一人です。 特にフランスかと思いますが、誰だったか若手の監督が、フランスでは映画を学ぶ(学校?)際に、日本の監督では北野武監督と黒沢清監督を題材にしているとか語っていたなど、人気があるそう…

映画「希望のかなた」(ネタバレ)希望とは反対側にある現実ということ

「ル・アーヴルの靴みがき」以来のアキ・カウリスマキ監督です。 映画って、何々三部作というくくり方をする場合が多く、この「希望のかなた」も「ル・アーヴルの靴みがき」と共に「港町三部作」あらため「難民三部作」と呼ばれて(呼んで?)いるそうです。…

映画「永遠のジャンゴ」(ネタバレ)レダ・カテブの演奏シーンはすごい!

2018年です。 昨年何本の映画を見たか数えてみましたらおよそ120本でした。127記事書いていますがDVDも何作品か入っていますからそれくらいだろうと思います。そのうち「おすすめ映画」にピックアップしたのはわずかに9本でした。 「永遠のジャンゴ」ジャズ…

映画「パーティで女の子に話しかけるには」(中途半端にネタバレ)人間臭い宇宙人が逆にパンクかも

2017年、最後に見た映画です。 12月初めから上映されているのは知っていたのですが、「パーティで女の子に話しかけるには」のタイトルからアニメや漫画原作の邦画だろうとチェックもしなかったのですが、ふと公式サイトを見てみましたら、何とも不思議なSFと…

映画「ルージュの手紙」(ネタバレ)人生、「生」があれば「死」があります

チケットを購入する時、ルージュの伝言って言いそうになりました(笑)。 そのあたりを狙ったのかも知れませんが、このタイトル付け、よくないですね。確かにラストに「ルージュの手紙」は出てきますが、それは映画の核心をついているものじゃないでしょう。…

映画「勝手にふるえてろ」(ややネタバレ)意外にヨシカは健全じゃないの?

綿矢りささんと金原ひとみさんが19歳と20歳で芥川賞をダブル受賞し騒がれたのが2004年初めですから、そろそろ14年になります。芥川賞も、意図的かどうかは別にして、時々世間を騒がす(笑)ことをやらかしますが、この二人の受賞時もすごかったです。 ご多分…

映画「MR.LONG ミスター・ロン」(ネタバレ)面白いけれど、(理由不明で)方向性定まらず

こういう企画はどこから立ち上がるんでしょう。面白いですよね。 脚本も SUBU さんとなっていますから SUBU さんなのか、青柳翔を出演させている LDH の森雅貴さんという人なのか、興味のあるところです。 とは言っても、そのどちらの人物にも特別の思い入れ…

映画「女の一生」(ネタバレ)なかなか一筋縄ではいかないけれど、見終われば何かが見えるかも

フランス文学の古典は結構読みましたが、モーパッサンの「女の一生」を読んだかどうかは忘れてしまっています。 読んでいれば、映画が思い出させてくれるでしょう。 ステファヌ・ブリゼ監督の映画は、「母の身終い」と「ティエリー・トグルドーの憂鬱」を見…

映画「ユダヤ人を救った動物園」(ややネタバレ)文部科学省選定映画という意味ではいい映画かも

「否定と肯定」を見た時だったと思いますが、続けざまにナチスものの予告編が流れ、正直なところ、(映画として)こういうのはもういいよと思ったそのうちの一本です。 おそらく、もう1本の「ヒトラーに屈しなかった国王」は本当に見ないでしょうが、こちら…