そんなには褒めないよ。映画評

映画を見てから読むブログ

「アマンダと僕」(ネタバレ)パリ、ボルドー、ロンドンの日常風景の中の僕、という映画

アマンダの母親が亡くなることは予告編で知っていたのですが、理由はこれですか!? と、びっくり。それに、アマンダがその喪失感を乗り越えていく過程を描いた映画かと思っていましたら、そうでもなかったです。 アマンダと僕 / 監督:ミカエル・アース 昨…

「さよなら、退屈なレオニー」(ネタバレ)実はレオは”さよなら”しておらず、退屈と失望の真っ只中

「グザヴィエ・ドランにつづく新鋭×東京ジェムストーン賞受賞の未来を担う女優」の宣伝コピーにつられたとしても、裏切られることも後悔することもありません。 新鋭とはセバスチャン・ピロット監督、未来を担う女優とはカレル・トレンブレイさんです。 さよ…

「ウィーアーリトルゾンビーズ」ゲームボーイ世代&ロスジェネ世代の冷ややかなる憂鬱映画

「『そうして私たちはプールに金魚を、』が第33回サンダンス映画祭ショートフィルム部門でグランプリを受賞した新鋭・長久允監督の長編デビュー作(映画.com)」との紹介コピーですのでかなり期待度は高かったのですが… ウィーアーリトルゾンビーズ / 監督…

「ガラスの城の約束」(ネタバレ)ネグレストを愛情視点で描いていいものか?

まためんどくさい映画を見てしまいました(笑)。 これが今の話なら、完全に児童虐待でアウトです。それをこんな脳天気な父娘の愛情物語に描くなんて、いくら1970年代の話だとしても、映画にするならもう少し考えるべきかと思います。 もうこんなブラックな…

「旅のおわり世界のはじまり」(ネタバレ)前田敦子さんのドキュメンタリーとしてみればよくできた映画

前田敦子さんを追ったドキュメンタリーのような映画です。 それが結構見られる映画になっているわけですから、黒沢清監督が、前田敦子さん自身に映画一本持たせられるだけのものがあると考えた結果の映画だとは思います。 旅のおわり世界のはじまり / 監督…

「ハウス・ジャック・ビルト」(ネタバレ)内なる殺人鬼妄想に苦悩するラース・フォン・トリアー

トリアー監督(呼びかけ)、飛行機恐怖症ということはわかりますが、一度、ヨーロッパ以外の非キリスト教圏に長期滞在してみたらどうですか? 列車で行けますし、それに、もしすでに経験されているのであれば、さらにその倍の期間行ってみてはどうですか。 …