「ドヴラートフ レニングラードの作家たち」(ネタバレ・レビュー)美しき長回し、重層的な台詞、再現される1971年のソビエト

映画の内容、特に台詞は半分も理解できていないと思いますが面白かったです。 DVD化されればぜひもう一度見たい映画です。 ドヴラートフ レニングラードの作家たち / 監督:アレクセイ・ゲルマン・Jr. まずセルゲイ・ドヴラートフという作家自体を知りませ…

「はちどり」(ネタバレ・レビュー)キム・ボラ監督の記憶の映画のように見える…

全編、幻を見ているような映画です。 あるいは、思春期、この映画のウニは14歳ですが(私には)すでに遠い過去になってしまったあの頃、世界はこう見えていたのかもしれません。 はちどり / 監督:キム・ボラ …とは思うのですが、映画としては非常にわかり…

「LETO レト」(ネタバレ・レビュー)80年代ソ連の切ない青春物語と皮肉を込めた反権力

半月ほど前に見た「WAVES ウェイブス」に対しては「初めから終わりまでべったりくっついた音楽がうるさいですし、画のつくりがあざとすぎる」とやや(かなり?)批判的に書きましたが、この映画も同じようにほぼ全編音楽がついており、画の点でも下の画像の…

「リトル・ジョー」(ネタバレ・レビュー)寓話的ファンタジーなのだが寓話性が足りず

「ルルドの泉で」のジェシカ・ハウスナー監督の最新作です。主演のエミリー・ビーチャムさんが昨年2019年のカンヌで女優賞を受賞しています。 ハウスナー監督の映画は日本ではほぼ10年ぶりということになりますが、2014年に「Amour fou」という映画を撮って…

「グレース・オブ・ゴッド 告発の時」(ネタバレ・レビュー)現在進行中の実話を描くフランソワ・オゾン監督

公式サイトには現在でも裁判が進行中とあります。 フランス、リヨンのカトリック教会の聖職者による児童への性的虐待事件を描いた映画です。実話に基づいているということで、エンドロールの前にその後の裁判の経過がスーパーで入っており、確か2020年の日付…