この映画を中年女性のイタい話と見てはいけない…スペイン語圏の映画を見ていますと、へー、そう来るのかと思うことが多いです。価値観が自分とちょっと違うなあと新鮮で面白く感じるということです。この「サムシング・ハプンズ・トゥ・ミー」も下のメインビジュアルからしてユニークです。女性が着物を着てかんざし代わりに箸を挿し、肩にカラスがとまっています。一体何が起きるの...
生きるってことは自分で自分の物語を生み出すってことよ…これ、わけがわかんなくておもしろいわ(笑)。わかりやすい映画が多い中にあって貴重だと思います。退屈するところもありますが、マジでおもしろいです。次元を超える / 監督:豊田利晃ネタバレあらすじみんな、あし、くずしてな…ストーリーというようなストーリーは...
まさしく Holy Cow を連発する若者たちの Holy Cow な青春映画…青春映画で悪ガキなのにその少年少女たちをいとおしく思える映画がときどき生まれます。この「ホーリー・カウ」もそのひとつです。タイトルの「Holy Cow」は直訳では「聖なる牛」ですが、「マジか!」といった驚きを表現するスラングだそうです。フランス映画ですので原題は「V...
語られることではなく、語られないことが見えてくる…ベルギーのレオナルド・ヴァン・デイル監督の長編デビュー作です。この映画が目についたのはプロデューサーにダルデンヌ兄弟監督の名があったからです。他に大坂なおみさんの名もあります。プロデューサーにはその前にエグゼクティブ、共同、協力、ライン、それに各部門の名がつくプロデューサーがいますが、この映画には...
所詮、愛もセックスも不可解で曖昧なもの…今年2025年のベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞している映画が地味な宣伝のまま公開されています。三部作と位置づけられているらしく、他の「LOVE」「SEX」と合わせて「オスロ、3つの愛の風景」と括られたその一作「DREAMS」です。DREAMS / 監督:ダーグ・ヨハン・ハウゲルード...