そんなには褒めないよ。映画評

ミニシアター系映画レビュー*沈黙する言葉

映画タイトルの50音順メニュー作りました!

当サイトおすすめ映画直近の4作品

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汚れたダイヤモンド

監督:アルチュール・アラリ

(完全ネタバレ)ラスト10分のピエールの描き方が見事

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あさがくるまえに

監督:カテル・キレヴェレ

(ネタバレしても問題ない)のでよく知って見るべし。シンプルなのに情感豊か。

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ブランカとギター弾き

監督:長谷井宏紀

(ネタバレ)映画はシンプルなのに物語は深い

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残像

監督:アンジェイ・ワイダ

アンジェイ・ワイダ監督の遺作、心に残る映画です!

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最新記事

「映画よ、さようなら/フェデリコ・ベイロー監督」後半、一転して、え?何起きるの?と、ハラハラドキドキ感が面白い。

何だよ、このハラハラドキドキ感は!? って言うくらい、退屈な前半(スマソ)から一転、後半のサスペンスタッチが面白い映画でした。

前半は、邦題の「映画よ、さようなら」の通り、資金難で閉鎖せざるを得なくなったシネマテークの館長と支配人でしょうか、ホルヘの日々が描かれており、ああこういう映画なのねと思っていましたら、後半は、原題の「La Vida Util」に、なるほどと思える映画でした。

原題の意味は今知ったのですが…(笑)。 

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ホルヘ(45歳)はシネマテークに勤めて25年。だが、観客は激減し、建物の賃料も滞納していた。ある日、ついに立ち退きを迫られ、出資元の財団からも続けるわけにはいかないと通告される。ついに閉鎖の日、途方に暮れるホルヘの頭の中に、突如「駅馬車」のワンシーンが響き渡り、映画(=人生)を生きることに向かって足早に歩き始める。髪を切り、25年の人生が詰まった黒い鞄を置き去り、そして...。(公式サイト


公式サイトによりますと、

原題「La Vida Util」には、「耐用年数(賞味期限)」という意味と「生き甲斐のある人生」という意味がある。 


とのことで、ホルヘは、シネマテークが閉鎖されても、映画を糧に生き甲斐のある人生を歩んでいくことでしょう。

ラスト、密かに思いを寄せるパオラを「映画に行こう」とデートに誘うのが象徴的です。

 

後半のホルヘの予想がつかない行動は面白いです。

 

パオラ(大学の教授?)の大学へ行き、代講の教授になりすまして「嘘は普遍的だ」と学生を前にやっていた講義は、「映画」のことを話していたんでしょうか? よく分からなかったのですが、面白かったですね。

 

古い映画のことはあまり知りませんので「駅馬車」の音楽も分かりませんでしたが、黒澤の影武者(かな?)のポスターが貼ってあるシーンがありました。

 

ウルグアイ、2010年の映画ですが、いずれにしても、こういう映画をもっとやってほしいものです。