そんなには褒めないよ。映画評

ミニシアター系映画レビュー*沈黙する言葉

映画タイトルの50音順メニュー作りました!

おすすめ映画直近の4作品

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花咲くころ

監督:ナナ・エクフティミシュヴィリ、ジモン・グロス

(ほぼネタバレ)1992年トビリシ、14歳エカとナティアの二人は確かにその時そこで生きていたという映画

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ソニータ

監督:ロクサレ・ガエム・マガミ

(ネタバレ)ドキュメンタリーとしての問題提起も含めオススメです

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汚れたダイヤモンド

監督:アルチュール・アラリ

(完全ネタバレ)ラスト10分のピエールの描き方が見事

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あさがくるまえに

監督:カテル・キレヴェレ

(ネタバレしても問題ない)のでよく知って見るべし。シンプルなのに情感豊か。

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最新記事

「聖者の午後/フランシスコ・ガルシア監督」この三人の生き方、60年代、70年代なら憧れでしょう。

三人は一体何歳の設定なんだろう?と、公式サイトを見てみましたら、「ルカ(31歳)、ルイス(29歳)、ルアラ(30歳)」とのこと、30歳でこの生き方ができるなんて素敵だねと、随分斜めに構えた見方をしてしまいました。

それにしても「聖者の午後」なんて、とんでもなくおしゃれな邦題ですが、内容もおしゃれです。なんといっても生きることへの切迫感がないのがいいです。

年金暮らしの祖母の家に住み、客が来ないタトゥショップを開いているルカ(ペドロ・ジ・ピエトロ)」は、自らも全身タトゥで、ロックのまね事のようなギターを弾いたりして、パンク系(かな?)に憧れているようにも思えますが、見た目どおりに気の優しそうなお兄ちゃんですし、「あと2週間で解雇される(そんなせりふあったかな?)ルイス(アカウア・ソル)」は、一見何かやらかしそうな雰囲気ですが、襲われても何の抵抗もすることなく殴られっぱなしですし、「旅することを夢みながら、熱帯魚店で働くルイスの恋人、ルアラ(シモーネ・イリエスク)」は、中年のパイロットに口説かれても意外とまじめですし、とにかく三人とも心優しく、このまま仲良く生きていって欲しいと思ってしまいます。

今じゃ、この三人のような生き方は負け組と言われてしまいますが、60年、70年代なら憧れですよ。

フランシスコ・ガルシア監督だって、きっとこんな風に生きたいと思っているのでしょう。三人に何か行動を起こさせようとするわけでもなく、ビールを飲ませたり、たばこやマリファナをすわせたり、セックスをさせたりと無為(でもないかな)に日々を過ごさせているだけなんですから(笑)。

それに、出てくる大人たち、三人も充分大人なんですがそれはともかく、ルカのおばあちゃんでしょ、ルイスが働く薬局で薬を横流ししているオヤジでしょ、それにルアラを口説こうとするパイロットでしょ、おばあちゃんをのぞいて碌な大人じゃないですよ(笑)。

それにしてもパイロットがジムノペディ(だったと思う)を使ってルアラを口説こうとするシーンには笑ってしまいました。サティを使って口説きますか(笑)。あれはパイロットの仕込みという演出なんでしょうね。