そんなには褒めないよ。映画評

ミニシアター系映画レビュー*沈黙する言葉

映画タイトルの50音順メニュー作りました!

おすすめ映画直近の4作品

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「パティ・ケイク$」

監督:ジェレミー・ジャスパー

(ネタバレ)青春音楽物語。貧困、差別、女性の自立が主たるテーマじゃないよ

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ナチュラル・ウーマン

監督:セバスティアン・レリオ

(ネタバレ)ロッカーの中にあったもの、それはマリーナがマリーナであるためのもの

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花咲くころ

監督:ナナ・エクフティミシュヴィリ、ジモン・グロス

(ほぼネタバレ)1992年トビリシ、14歳エカとナティアの二人は確かにその時そこで生きていたという映画

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ソニータ

監督:ロクサレ・ガエム・マガミ

(ネタバレ)ドキュメンタリーとしての問題提起も含めオススメです

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最新記事

「東京公園/青山真治」監督はどこへ向かうのでしょう?

青山監督、4年ぶりですか…。きっと、何か気持ちの大きな変化があったんでしょうね。特別、青山監督を気にかけているわけではない私でさえ、随分雰囲気が変わったと感じます。

そこらあたりの変化については詳しい方におまかせするとして、思い入れもなく見た感想は、とてもうまくできた映画だと感じました。特に脚本がよくねられているように感じます。

登場人物やそれぞれの出来事は、ひとつひとつ取り上げてみると、虚構と嘘っぽさの微妙な線上にあるようなことばかりで、一歩間違えば、あるいはダサい監督であれば(笑)、席を蹴っているようなことになりかねません。それを「公園」というキーワードで、うまくまとめています。

「公園」というのは、日常に一番近い非日常(の入り口)みたいなところがあり、それをうまく使って物語を進めています。正直なところ、あまり好きな監督ではないのですが、この映画を見ると、とても力のある監督であり脚本家であると感じます。それぞれにカットにも妥協のなさを感じます。

三浦春馬は、TVのトーク番組か何かで見たきりですが、深みはなくとも自然体でよかったです。小西真奈美は、結構良かったんですが、もっともっと良いところが引っ張りさせたような気がします。まあバランスを考えれば、彼女の映画ではないわけですから、程よいところでしょうか。

榮倉奈々は、一番難しい役どころだと思いますが、それゆえに頑張りすぎてました。というより、この点においては、脚本に問題があるのかも知れません。たとえ恋人を亡くしているとはいえ、あの年齢とあのキャラクターで、美咲(小西真奈美)の光司(三浦春馬)への思いを看破しているというのは、ちょっと無理があります。

ということで、毒のない青山真治はどんなものでしょう?