そんなには褒めないよ。映画評

ミニシアター系映画レビュー*沈黙する言葉

映画タイトルの50音順メニュー作りました!

おすすめ映画直近の4作品

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ナチュラル・ウーマン

監督:セバスティアン・レリオ

(ネタバレ)ロッカーの中にあったもの、それはマリーナがマリーナであるためのもの

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花咲くころ

監督:ナナ・エクフティミシュヴィリ、ジモン・グロス

(ほぼネタバレ)1992年トビリシ、14歳エカとナティアの二人は確かにその時そこで生きていたという映画

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ソニータ

監督:ロクサレ・ガエム・マガミ

(ネタバレ)ドキュメンタリーとしての問題提起も含めオススメです

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汚れたダイヤモンド

監督:アルチュール・アラリ

(完全ネタバレ)ラスト10分のピエールの描き方が見事

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眠っているわけにはいかない「ゴダール・ソシアリスム」

催眠映画ではあるけれど、眠っているわけにはいかない。ジャン=リュック・ゴダール80歳の今がここにあるのだから。

80歳になった今でも、世界に対して心から怒り、そして絶望し、それでもなお語り続けることをやめようとしない姿勢こそが、ゴダールそのものだと言える。たとえ、エンドクレジットが「NO COMMENT」だとしても、それこそが語り続ける意思表示だ。


目の前に提示される映像や言葉や音(音楽も含む)は、引用されたものであったり、コラージュされたものであったりと、とにかく暗示に満ちており、とても一度見ただけでは理解出来ない。だが、大きな意味では、とても分かりやすい映画だ。非映画的なる100分、それは、ヨーロッパ、言い換えれば、西欧的なるものの「罪」だ。


見終えた今、公式サイトにストーリーなるメニューがあることに気づき読んでみる。が、う…ん、これを読んで、期待して出掛けるのは危険すぎるだろう。この映画はストーリー的なるものを完全に拒否しているし、さらに言えば、そういった映画に対して挑戦的ですらある。


眠くなったら眠る、むやみに意味を求めず、分からなかったら諦め、そもそも分かって欲しいと思っていないのだと考える。見終えて、やはり映画に必要なものは「怒り」なのだと感じる。強く、強く。それが私のゴダールだ。