そんなには褒めないよ。映画評

ミニシアター系映画レビュー*沈黙する言葉

映画タイトルの50音順メニュー作りました!

おすすめ映画直近の4作品

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ナチュラル・ウーマン

監督:セバスティアン・レリオ

(ネタバレ)ロッカーの中にあったもの、それはマリーナがマリーナであるためのもの

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花咲くころ

監督:ナナ・エクフティミシュヴィリ、ジモン・グロス

(ほぼネタバレ)1992年トビリシ、14歳エカとナティアの二人は確かにその時そこで生きていたという映画

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ソニータ

監督:ロクサレ・ガエム・マガミ

(ネタバレ)ドキュメンタリーとしての問題提起も含めオススメです

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汚れたダイヤモンド

監督:アルチュール・アラリ

(完全ネタバレ)ラスト10分のピエールの描き方が見事

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最新記事

国境の南、太陽の西/村上春樹その後8

新しい年が村上春樹から始まってしまいました。

それにしても、タイトルのつけ方がうまい人です。ほめているわけではありません。タイトルからイメージされる(私がイメージする)ものと、内容が全く違うのに、何かしら(私は)惹かれるという意味です。

この「国境の南、太陽の西」というタイトルから、私がイメージするのは、メキシコ辺りのロードムービー的な話ですし、「ねじまき鳥クロニクル」にしても、時間軸の長い、言葉通り年代記的なものを期待します。でも、どちらも、それらに関する記述はあっても、内容を表したタイトルとは言えません。

「国境の南」は、ナット・キング・コールの歌から取っているらしく、その記述はもちろんありますし、「太陽の西」も、ヒステリアシベリアナ(この言葉は実際に使われているのかな?)を語る中で説明されてはいます。しかし、小説全体として、うまく心にストンと落ちるような感じはしません。あざとく狙っている感じがしてなりません。

これまでの「その後1〜」も含め、これだけ嫌いなら読まなければいいのにと、自分ながら思いますが、嫌いなのについつい手に取ってしまう何かがあるのでしょう。

で、「国境の南、太陽の西」、さして、これまでの作品と違ったところはありませんが、超常現象や非現実的な人や事柄を登場させない分、私は好感を持ちます。

それにしても、相当自分のことが好きな人です。ここまで作中の「僕」の人物像が同じってことは、ほぼ「僕」=村上春樹ってことで間違いないでしょう。この先読んでいって、果たして、「僕」以外の話はあるのでしょうかね?