そんなには褒めないよ。映画評

ミニシアター系映画レビュー*沈黙する言葉

映画タイトルの50音順メニュー作りました!

当サイトおすすめ映画直近の4作品

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汚れたダイヤモンド

監督:アルチュール・アラリ

(完全ネタバレ)ラスト10分のピエールの描き方が見事

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あさがくるまえに

監督:カテル・キレヴェレ

(ネタバレしても問題ない)のでよく知って見るべし。シンプルなのに情感豊か。

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ブランカとギター弾き

監督:長谷井宏紀

(ネタバレ)映画はシンプルなのに物語は深い

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残像

監督:アンジェイ・ワイダ

アンジェイ・ワイダ監督の遺作、心に残る映画です!

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最新記事

眺めのいい部屋

午前十時の映画祭の一本。

タイトルなど、よく目にするせいか、見たような記憶もあったのですが、ググったりしてみると見ていない作品でした。それに、朝だけの上映かと思っていたら、たまたまなのか、興行成績がいいのか、3時20分の上映があり、見てみることにしました。う…ん、5人? いくら月曜だとは言え、それにこの映画祭自体、平日でも時間の取れる人向けだと思いますが、5人とは…。

映画も、う……ん、でした。

いろいろ受賞したりしているし、そこそこ評価も高かった映画だと思いますが、何だかストーリーだけ追っているようで、登場人物の思いや心情が感じられない映画でした。1986年、24年前の映画って、こんな感じだったのかな?(当然違いますが…)

特に主役のルーシーとジョージの、それぞれの気持ちがほとんど描かれておらず、後半の告白場面(直接お互いにではないが)など、ええ?そうだったの?って、感じです。まあ、話を知らないわけではないので、そのつもりで見ていれば分かりはしますが、それでは映画にならんでしょう。

その二人とも、キャラクターがはっきりしません。ヘレナ・ボナム=カーター(ルーシー)は、全体に一本調子で、フィレンツェの場面も、英国へ帰ってから婚約を受け入れる場面も、そして婚約を破棄する場面も、ほとんど変化は感じられません。その分、何かもっと違うものを見ているようで、秘めたる意志の強さが感じられますが、多分、映画にも原作にも、その意図はないでしょう。1900年頃の話だと思いますが、その時代の女性には見えません(私も見たことはありません)。あれは現代の女性ですね。

一方、ジュリアン・サンズ(ジョージ)も、そんなにルーシーのことを思っていたの?って感じです。草原でいきなりルーシーにキスするんですから、それまでに随分気持ちは高まっていたんでしょうが、その描写は全くありません(私眠っていた?)。再会してからも、そんなに苦しんでいたなんて(私は)知りませんでした。

ただ、ダニエル・デイ=ルイス(シシル)やマギー・スミス(シャーロット)の脇役陣は、なかなかいい味出していましたし、英国のその時代の感覚なども感じることが出来、24年前の映画と思って楽しめば、それなりではありました。