そんなには褒めないよ。映画評

ミニシアター系映画レビュー*沈黙する言葉

映画タイトルの50音順メニュー作りました!

おすすめ映画直近の4作品

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花咲くころ

監督:ナナ・エクフティミシュヴィリ、ジモン・グロス

(ほぼネタバレ)1992年トビリシ、14歳エカとナティアの二人は確かにその時そこで生きていたという映画

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ソニータ

監督:ロクサレ・ガエム・マガミ

(ネタバレ)ドキュメンタリーとしての問題提起も含めオススメです

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汚れたダイヤモンド

監督:アルチュール・アラリ

(完全ネタバレ)ラスト10分のピエールの描き方が見事

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あさがくるまえに

監督:カテル・キレヴェレ

(ネタバレしても問題ない)のでよく知って見るべし。シンプルなのに情感豊か。

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彼女が消えた浜辺

ベルリン映画祭最優秀監督賞も納得の、とてもよくできた作品です。子供がおぼれる前後の緊迫感の演出は、嫌みなく見事ですし、その後の展開にも隙がありません。

出だしの20,30分は、誰が誰だか掴みづらく、この先彼ら彼女らの人間関係を理解できるだろうかとか、エリって誰だ?とか、あるいはどう展開していくかが読みづらく、やや不安を感じたんですが、先に書いた事故(事件?)が起きる少し前からは、何かが起きるだろうという予兆のようなものを感じさせ、その後は、軽快に飛ばして、最後まで引っ張っていきます。

俳優たちも皆うまいです。直接には関係のない会話が幾重にも絡み合うシーンは、極めて演劇的で、こういうシーンをきちんと撮れる監督は、そう多くはないように思います。

映像感覚は、かなりヨーロッパ的です。窓越しの無音の会話シーン、引いた映像の海岸のカット、車の中からのカットなどなど、ストーリーの軸となっているイスラム的なものをのぞけば、そのままイタリア映画と言っても違和感はありません。

ただ、監督の才能を感じさせるすばらしい映画ですが、よくできた映画と心に残る映画とは、また別もの。私には、消える彼女の凧揚げのシーン以外に残るものはありませんでした。

多分、その理由は、事件や謎だけで引っ張っていくつくりになっており、人物描写にやや深みが足りないからでしょう。群像劇のようにもみえますが、それほど個々の人物や関係性に焦点を当てようとしていませんし、取り立てて主役と言える人物も見あたりません。

たとえば、消えた彼女の人物像にもう少し迫る方法をとっていたならば、また違った感想を持ったかも知れません。

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