そんなには褒めないよ。映画評

ミニシアター系映画レビュー*沈黙する言葉

映画タイトルの50音順メニュー作りました!

おすすめ映画直近の4作品

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花咲くころ

監督:ナナ・エクフティミシュヴィリ、ジモン・グロス

(ほぼネタバレ)1992年トビリシ、14歳エカとナティアの二人は確かにその時そこで生きていたという映画

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ソニータ

監督:ロクサレ・ガエム・マガミ

(ネタバレ)ドキュメンタリーとしての問題提起も含めオススメです

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汚れたダイヤモンド

監督:アルチュール・アラリ

(完全ネタバレ)ラスト10分のピエールの描き方が見事

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あさがくるまえに

監督:カテル・キレヴェレ

(ネタバレしても問題ない)のでよく知って見るべし。シンプルなのに情感豊か。

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月に囚われた男/DVD

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昔は、SFも結構見ていたように思うのですが、あらためて考えてみると、最近は、アバターも見ていないし、スターウォーズターミネーターのシリーズものも初期の1作か、せいぜい2作目くらいまで、といった感じで、レンタルDVD屋でも、SFコーナーは素通りしてしまう状態になってます。

月に囚われた男
デヴィッド・ボウイの息子、ダンカン・ジョーンズ監督の作品ということもあり、公開時、気にとめてはいたのですが、劇場で見ることが出来ず、DVD鑑賞となりました。

前半は、随分「2001年宇宙の旅」を意識している印象を受けましたが、進むにしたがって、2001年とは逆に、哲学性や神秘性を失い、どんどん現実的な展開となっていきます。

やはり、わかりやすさや居心地の良さを求める「悪魔のささやき」には、勝てないんですかね。どんどん説明的になっていきます。わかりにくさや退屈さがあっても(あってこそ)、良い映画は残っていくと思いますが…。2001年なんて、あんな退屈な(?)映画はないと思いますが、今や名作です。

この映画には、2001年に匹敵する力があるのにと、残念でなりません。

出演者が一人というのも、元は予算面からという記述もありますが、かなり効果的です。クローンという発想も、閉ざされた孤立した空間の中では、決してリアリティを失っていません。仮に現実社会の中に持ってきたら、クローンなんて、(現在のところ)パラドックスの固まりなんですから。

CGなどのVFXを(あまり?)使わず、(多分)模型を使ったスタジオ撮影も、逆に新鮮で、信じられないような映像を見せられるより、想像力が刺激されます。人工知能のガーティを人間型にせず、工場ロボットのようにしているのも、男(サム)の孤立感が伝わり、いいです。

ガーティのディスプレー画像にスマイリーを使ったり、妙に優しいのは、何となく監督のキャラが現れているような気がしてほほえましいのですが、映画の展開としては、説明的な後半と共に、私にはちょっとばかり?ですが…。

残念ながら、私の趣味に反して、居心地良く展開してしまった、それでもかなりの秀作ですが、ひとつだけ、娘のセリフ「パパ、ママのことで電話よ」のパパってのは、誰?