そんなには褒めないよ。映画評

ミニシアター系映画レビュー*沈黙する言葉

映画タイトルの50音順メニュー作りました!

当サイトおすすめ映画直近の4作品

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汚れたダイヤモンド

監督:アルチュール・アラリ

(完全ネタバレ)ラスト10分のピエールの描き方が見事

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あさがくるまえに

監督:カテル・キレヴェレ

(ネタバレしても問題ない)のでよく知って見るべし。シンプルなのに情感豊か。

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ブランカとギター弾き

監督:長谷井宏紀

(ネタバレ)映画はシンプルなのに物語は深い

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残像

監督:アンジェイ・ワイダ

アンジェイ・ワイダ監督の遺作、心に残る映画です!

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17歳の肖像

17歳の肖像
「幸せになるためのイタリア語講座」のロネ・シェルフィグ監督の最新作ということで観てきました。ですが、どうも巷では、この映画の話題のほとんどは、主演のキャリー・マリガンに関することが占めているようです。

確かに、髪をアップにし、大人っぽく装った横顔などは、うたい文句通り、オードリー・ヘップバーンを彷彿とさせるところがあり、それなりに魅力的でした。記憶にはありませんが、「プライドと偏見」や「パブリック・エネミーズ」にも出ていたようです。

ただ、どうでしょう、この映画にもっとも必要な、16歳の危うさみたいなものは、あまり感じられませんでした。年上の男と出会うことで、それまで知らなかった世界をいろいろ体験していくわけですが、どのシーンも臆することなく堂々たるもので、実年齢の25歳くらいの感じがしてしまい、目の前に広がる大人の世界に引き込まれ、視野が狭まっていくといった、その年代にしか体験できないだろう、胸が痛くなるような感覚が、そして、それらと裏表の不安や恐れが、私にはあまり感じられませんでした。

そんなことが影響してか、何だか、古い映画を観ているような感じでした。描かれている時代が、1960年頃ということだけではなく、懐かしの名作のような、良い映画だけれども、今に響いてくるものがないというか、もちろん、訴えてくるものがなくちゃいけないと言っているのではなく、映画の中の人物が皆生きている感じがしなかった…みたいなことでしょうか…。まあ、私のような年代を対象につくっていないということなのかもしれませんが…。

「幸せになるためのイタリア語講座」で描かれていた大人の恋愛は、とても良かったんですが、と調べてみたら、1959年生まれですか、ロネ・シェルフィグ監督、10代の恋愛はもう忘れちゃったんでしょうか…(笑)。

甘い感じはよく出ていましたが、少し酸っぱさが足りませんでした。