そんなには褒めないよ。映画評

ミニシアター系映画レビュー*沈黙する言葉

映画タイトルの50音順メニュー作りました!

おすすめ映画直近の4作品

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「パティ・ケイク$」

監督:ジェレミー・ジャスパー

(ネタバレ)青春音楽物語。貧困、差別、女性の自立が主たるテーマじゃないよ

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ナチュラル・ウーマン

監督:セバスティアン・レリオ

(ネタバレ)ロッカーの中にあったもの、それはマリーナがマリーナであるためのもの

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花咲くころ

監督:ナナ・エクフティミシュヴィリ、ジモン・グロス

(ほぼネタバレ)1992年トビリシ、14歳エカとナティアの二人は確かにその時そこで生きていたという映画

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ソニータ

監督:ロクサレ・ガエム・マガミ

(ネタバレ)ドキュメンタリーとしての問題提起も含めオススメです

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ブッダは恥辱は、タリバンの何?「子供の情景」

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邦題とはいえ、これは「子供の情景」ではなく、「大人の情景を演じる子供」、いやいや「大人の情景を演じさせられる子供」ってとこですね、などと突っ込みも入れたくなり、その意味では、原題の「ブッダは恥辱のあまり崩れ落ちた」の方が違和感なく見られるのではないでしょうか...

などと、かなり甘ったるい日本的価値観からすれば、とても穏やかな気持ちでは正視できない、子供にこんなことを演じさせていいものか、などといった、一見まっとうな考えも浮かび、思わず星ひとつなどと言ってしまいそうだが、

ここは大人の想像力で、イラン的、あるいはアフガン的言説に立ち返ってみれば、子供とはいえ、日本のような過剰な年長者の保護下にいるわけではなく、あるいは、この程度のこと、日常茶飯事かも知れず、

それにしても、バクタイ役のニクバクト・ノルーズの意志の強さ溢れる表情を見ると、これは彼女のもって生まれたものか,あるいは若干19歳のハナ・マフマルバフ監督の力量のなせる業かと思い巡らし、

とはいえ、やはり父親から学んだイラン映画伝統の象徴、隠喩、示唆といった映画的技法なのだろうと、それならば、これは若気の至りだよと、それでも甘さのない映画づくりに星二つです。